禁煙中の口寂しさと食べすぎ|代用品でつまずいた私の体験

※本記事は個人の体験談であり、医学的な効果効能を保証するものではありません。具体的な治療については必ず医師にご相談ください。

「タバコを吸えないから、代わりに……」

そう言い訳をして、今日だけで何個目のチョコレートを口に放り込んだでしょうか。 禁煙を始めてからというもの、口の中が常にムズムズして、何かを入れていないと落ち着かない。最初はミントガムやフリスクで耐えていたはずなのに、気づけばスナック菓子や甘いものに手が伸び、止まらなくなっている。

そして数週間後、お風呂上がりに体重計に乗った時のあの絶望感。

「タバコは我慢しているのに、今度はブクブク太っていく自分」を鏡で見た瞬間、プツンと何かが切れる音がしました。 「こんな醜い体になってまで、苦しい思いをして生きる意味があるのか?」 「タバコを吸っていた頃の方が、まだスリムで自分を好きでいられたじゃないか」

自己嫌悪で鬱々とした気分に押しつぶされそうになった私は、結局、その夜のうちにコンビニへ走り、タバコに火をつけてしまいました。 煙を吸い込みながら、「あんなに我慢したのに、結局太っただけでタバコにも戻ってしまった。俺は本当に救いようのないダメ人間だ」と、涙が出るほど自分を責めました。

あなたも今、「口寂しさからの過食」と「体重増加による自己嫌悪」の板挟みになり、元の喫煙生活に戻りそうになっていませんか?

どうか、そんなふうに自分を責めるのはやめてください。 あなたが過食してしまうのは、意志が弱いからでも、食い意地が張っているからでもありません。

その「口寂しさ」は、口や胃袋の問題だけでなく、習慣や気分、ニコチンが切れた不快感などが重なって起きていると考えられています。感じ方には個人差があります。

目次

なぜ禁煙すると、異常なほど「口寂しく」なるのか?

「タバコの代わりに何か口に入れたい」 非喫煙者からすれば、ただの「習慣の抜け殻」のように見えるかもしれません。でも、長年吸ってきた私にとっては、簡単に手放せないものでした。

なぜ私たちは、お腹が空いているわけでもないのに、狂ったように何かを食べ続けてしまうのでしょうか。

口寂しさの背景にあるもの

禁煙中に、口寂しさから甘いものを食べすぎてしまう人は少なくありません。気合だけで我慢しようとしても、続けにくいことがあります。

代用品(セルフケア)の罠と、私が迎えた限界

もちろん、この口寂しさをやり過ごすための「セルフケア(Aルート)」は存在しますし、世間でもよく推奨されています。

  • ミントガムや氷を噛む
  • 昆布やスルメを食べる
  • 水や炭酸水をガブ飲みする

口寂しさを、カロリーの低い代用品でやり過ごせる人もいます。感じ方や、合う方法には個人差があります。

しかし、私の場合は、このセルフケアだけでは続きませんでした。

私の場合は、ガムだけでは続かなかった

私の場合は、ノンシュガーのガムや氷だけでは、満足できませんでした。

「こんなもので誤魔化せるか! もっと強い刺激(糖分かニコチン)を入れろ!」

最初はフリスクで耐えていた私も、結局は脳の要求に屈し、甘いお菓子や脂っこいものをドカ食いするようになっていきました。 そして訪れる、体重増加という現実。 「タバコをやめられない意志の弱さ」と「食欲をコントロールできない意志の弱さ」。この二重の自己嫌悪は、私のメンタルを確実に削り取り、鬱のような絶望感へと突き落としました。

「これ以上太るのが怖い。でも食べないとタバコを吸ってしまいそうだ」 この二択に追い詰められた時、私は、自力のセルフケアだけでは限界があると感じ、医療のサポートを頼ることにしました。

>> 「また失敗した」と泣く前に。禁煙挫折は意志の弱さだけではない。禁煙治療を相談してみた私の体験談

視点を変える:医療のサポートを使うという選択

「自力での代用(セルフケア)では、太るか吸うかのどちらかに行き着いてしまう」 そう絶望した私が、最後の希望として選んだのが「プロの力(医学的アプローチ:Bルート)」でした。

禁煙外来の医師から、治療の進め方の説明を聞いた時、私は「もっと早く相談すればよかった」と思いました。

薬を使いながら進めるという選択

禁煙治療では、医師の診察のもとで、薬を使いながら進める方法があります。薬の種類や効果、副作用には個人差があるため、使うかどうかは必ず医師・薬剤師に確認してください。

「口寂しさ」そのものが消えていく感覚

実際に薬を使い始めたあと、私の場合は、強い口寂しさが、以前より落ち着いたと感じました。効果の感じ方には個人差があります。

ガムを噛みすぎて顎を痛めることも、お菓子をドカ食いして激しい自己嫌悪に陥ることも、減りました。

我慢して紛らわせる必要なんて、最初からなかったんだです。

>> 「また失敗した」と泣く前に。禁煙挫折は意志の弱さだけではない。禁煙治療を相談してみた私の体験談

もう「太る自分」も「吸う自分」も責めなくていい

「タバコをやめると太る」と言われることがあります。気合だけで乗り切ろうとして、過食に傾く人もいます。体重の変化が気になるときは、医師に相談してください。

でも、あなたはもう、その罠にかかる必要はありません。 「タバコを吸い続ける不健康な人生」か「太って自己嫌悪に陥る人生」か。 そんな残酷な二択は捨ててしまいましょう。

医療のサポートを使いながら、タバコも過食も手放していく方法もあります。オンライン診療なら、通院の手間をかけずに、医師に相談できます。薬を使う場合は、必ず医師・薬剤師に相談してください。

ガムや飴で無理やり口を塞いで、鬱々とした気分で鏡を見る日々は、もう終わりにしませんか?

私が「代用品の罠」と「自己嫌悪のループ」から抜け出すまでの経緯を、記録としてまとめました。

次に体重計に乗る時は、後悔ではなく、タバコに支配されていない「新しい自分」に出会えるはずです。

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この記事を書いた人

元ヘビースモーカーのWebライター。10年以上、1日30本のタバコを吸っていましたが、オンライン診療を利用して禁煙できました。医師・薬剤師ではありません。運営者情報はこちら

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